『LESSERAFIM(ルセラフィム)』のキムガラムさんがグループを脱退するのか、今後の動向に注目が集まっています。

いじめ問題が韓国で大炎上するきっかけとなった原因は、ガラムさんが中学時代に学暴5号処分を受けていたからです。
この記事では、
- グループの活動が休止になった経緯
- 学暴5号処分とはどういった内容で、どれだけヤバいのか
- ルセラフィムを脱退する可能性はあるのか
- いじめで炎上した韓国アイドルは他に誰がいるのか
などを中心に、学暴5号の詳細とキムガラムさんが脱退する可能性について紹介します!
目次
キムガラム(ルセラフィム)が活動休止

ネット上に中学時代のいじめや不適切な言動が暴露されて、学暴5号処分を受けたことが明かされたからです。
最初は、以下のような過去が暴露されていました。
- キムガラムさんが中学時代に同級生をいじめていた
- お酒を飲み、煙草を吸うヤンキーだった
- 卑わいな絵や文字が書かれた黒板前で写真を撮っていた

事務所側は、ネットのいじめ疑惑は、中学時代に起きた友人とのトラブルの一部だけを切り取って公開したもので、ガラムは被害者だったと主張。
その後、キムガラムさんの学暴(学校暴力対策自治委員会)の結果通知が暴露されて、騒動が大きくなりました。
学暴の騒動が起きても事務所は主張を変えず、対応に納得できなかった被害者がいじめの被害を表明することに。
法律代理人が学暴の通知書は本物だと公表したことで、いじめ疑惑が大炎上します。
翌日に、事務所がキムガラムさんの活動休止を表明する事態になりました。

学暴5号処分がヤバい!
キムガラムさんは、中学1年生の時に学暴5号の処分を受けました。
その際、ガラムさんは特別教育の履修6時間、保護者も5時間の履修を受けたそうです。
学暴とは何をするところ?

学暴(学校暴力対策自治委員会)とは、学校内で起きたいじめ(学校暴力)を審議する委員会です。
被害者や目撃者の訴えで開かれ、被害者の保護と加害者の指導・処罰を行います。
被害生徒が学校暴力を受けた場合、これを公論化して学暴位を開くことができます。
大まかに説明すると、韓国の学暴は以下のような流れで開かれるそうです。
- いじめの被害者または目撃者が被害を訴える
- 具体的な被害状況を聞き取り調査する
- 学校暴力対策自治委員会が開かれる
- 被害者と加害者から話しを聞いた上で委員会が措置を議論し、結果を書面で通知する
結果通知を受け取った加害者は、以下のいずれかを選択します。
命じられた1号~9号の措置に応じた指導を受ける
措置を受けた15日以内に再審請求を行う

学暴は、委員長1人を含めた5人~10人以下の委員で構成されます。
構成メンバーは、主に教師・法曹人・警察官・保護者の代表が参加。
そのうちの過半数は保護者が加わるので、保護者の意見や心象によっても処分の厳しさが変わる場合があるようです。
学暴の処分内容

学暴の加害者に対する処分は、軽い処分の1号から最も重い処分の9号まで存在します。
具体的には、下記のような処分が下されます。
- 1号=被害者学生に対する書面による謝罪
- 2号=被害者および申告者に対する接触や脅迫、報復行為の禁止
- 3号=学校での奉仕活動
- 4号=社会奉仕
- 5号=学校内外の専門家による特別教育の履修または心理治療
- 6号=出席停止
- 7号=クラスの交替
- 8号=転校処分
- 9号=退学処分
全体的に見ると1号~3号は軽い処分、5号からは重い処分と言われています。

下記の基準を元に0点~4点ずつ採点していき、1号~9号のどれに該当するか決まるそうです。
- 学校暴力の深刻度
- 学校暴力の持続性
- 学校暴力の故意性
- 加害者学生の反省度
- 加害者と被害者と双方の保護者による和解度
※5号の処分は採点に関係なく、学暴で決められる(他の措置との並行も可)。
学暴位は、学校暴力が発生した場合、基本的に学校暴力の深刻性、持続性、故意性、加害学生の反省程度、加害学生及び保護者と被害学生及び保護者との和解程度5つを見る。

学暴5号は、情緒的な教育または心理的な治療が必要な時に受ける措置。
加害者の学生が奉仕活動を通じて反省することが難しいと判断された場合に下されます。
専門家の助言を通じて暴力の認識を改めさせて、自分の行いを反省させることが目的の措置です。
学暴5号の通知を受けると、加害者生徒と生徒の保護者も一緒に特別教育の履修を受ける必要があります。
特別教育は、青少年相談福祉センターなど定められた機関で受けるそうです。
心理的治療は、ADHDの生徒など治療を並行して行う場合に該当するとのこと。
保護者が履修を拒否すると、300万ウォン以下の罰金が科せられます。
※300万ウォン=日本円で約30万3千円 (2022年5月27日現在)
学暴5号は生活記録に残る深刻な処分!

学暴の5号は、学校の生活記録に残る可能性があるので、加害者にとって深刻な処分です。
卒業時に審議委員が処分記録を消すかを話し合い、削除が認められなかった場合は、学校卒業後の2年後まで記録が残り続けます。
学歴社会の韓国で処分された記録が残ると進路の影響も大きいので、記録を消すために弁護士を雇って訴訟を起こすこともあるそうですよ。

本来は、学暴の処分が受け入れられない場合、通知を受けた15日以内に再審請求を行うことが可能です。
しかし、キムガラムさんの母親は、処分を受けることが子供のためになると思い、再審請求を行わなかったそうです。
キムガラム側は懲戒処分に対して異議を提起していない理由について「当時キムガラムの母親は学校で子供に最も役立つ方向を提示したと信じて懲戒処分に対して不服手続きを進めなかった」と話した。

ガラムさんが盗撮された友人のために抗議しただけなら、5号処分はあまりにも重い罰だと思います。
親が我が子を想うのであれば、再審請求を行って処分を軽くしてもらうのではないでしょうか。
学暴5号の通知を素直に受け入れたのなら、親も仕方がないと納得するだけのヤバい理由があったのかもしれません。
いじめで炎上した韓国アイドルを紹介!


過去のいじめ問題が暴露されて炎上した韓国アイドルはいますが、グループを脱退しない場合と脱退する場合があります。
ここでは、いじめ疑惑で脱退しなかった『NCT』のテヨンさんと『Stray Kids』のヒョンジンさん。
いじめ疑惑で脱退した『(G)I-DLE』のスジンさんのケースを紹介します。
脱退しなかった人①: NCTのテヨン
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ボーイズグループ『NCT』のテヨンさんは、中学時代に太っている同級生Cさんをからかっていたと、第三者のAさんにいじめを暴露されました。
事務所は、テヨンさんの生活記録や家族の証言を確認しても、そのような事実は記録されていないと公言。
その後、新たないじめを証言するBさんが現れて、テヨンさんは当時の言動を謝罪しました。
事態が沈静化した頃、Aさんがふたたび暴露を行い、NCTのファンからテヨンさんのグループ脱退を求める声が持ち上がります。
しかし、Aさんの証言には不自然な点があり、デマだと発覚。
誤解が解けたことで、テヨンさんはグループ脱退を回避することができました。
脱退しなかった人②:Stray Kidsのヒョンジン
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ボーイズグループ『Stray Kids』のヒョンジンさんは、中学時代の同級生からいじめの加害者だと告発されました。
いじめの被害者から、ヒョンジンさんが芸能活動することで当時の記憶がよみがえり、精神的な苦痛を受けていると訴えられます。
ヒョンジンさんは、過去に行ったいじめを認めて被害者に直接謝罪。
その後、芸能活動を自粛して寄付や奉仕活動を行います。
しっかり謝罪と反省を示したヒョンジンさんは、グループに合流して活動を再開しました。

脱退した人:(G)I-DLEのスジン
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アイドルグループ『(G)I-DLE』のスジンさんは、同級生の兄と名乗る人から、弟が過去にスジンさんからいじめを受けていたと暴露されました。
その後、女優のソ・シネさんもいじめの被害にあっていたことが発覚して、さらに炎上します。
当初、事務所とスジンさんはいじめを否定していましたが、いじめの暴露が相次ぎ、スジンさんは活動休止することに。
いじめ騒動が起きてから約半年後に、事務所がスジンさんの脱退を発表しました。
事務所側は、一連の騒動については警察にも捜査を依頼しているが、グループ活動に影響が出ているため脱退することになったと述べています。
しかし、捜査の結果「嫌疑なし」と判断されて、スジンさんは事務所との契約も解除されました。

過去のケースからキムガラム脱退の可能性はある?
キムガラムさんは、特に問題視されている学暴5号の真偽が明かされないまま活動を休止してしまいました。
過去の炎上事件を見ても、いじめ被害者との間に何があったのか真相を明らかにしない限り、ファンも納得できないと思います。

このまま身の潔白を証明できなければ、ガラムさんの脱退はほぼ確実になるのではないでしょうか。
世間から厳しい目が注がれるキムガラムさんの今後に注目したいですね。