【二刀流】鈴木大介(将棋・麻雀プロ)は妻と銀婚!経歴などプロフィールも!

史上初、麻雀・将棋両方でプロとなり、今シーズンから新規参入するMリーグチーム・BEAST Japanextで活躍が期待される鈴木大介プロ

彼は1974年生まれの49歳で、23歳の時に結婚したため妻・美和さんとはすでに銀婚式(結婚25年)を迎えています。

そこで今回は、棋士とMリーガーの二刀流で活躍する、鈴木大介プロの結婚や経歴について紹介します。

鈴木大介プロは妻と銀婚!

Mリーグ・BEAST Japanextの鈴木大介プロ

Mリーグ・BEAST Japanextの鈴木大介プロ

鈴木大介プロは、23歳の時に4歳年上の「美和」さんという女性と結婚しています。

鈴木プロが結婚した1998年前後は、棋士たちの間で「早く所帯を持った方がいい」という風潮が広がり結婚ラッシュとなりました。(ちなみに羽生善治九段は1996年26歳で結婚)

類に漏れず、23歳で日本将棋連盟のマドンナ・高橋美和さんと結婚した彼は、すでに銀婚式(結婚25年)を迎えています

結婚後、妻に支えで竜王挑戦、順位戦A級昇級などの実績を積み重ねた鈴木プロは、弟子の梶浦宏孝七段が結婚した際にも「自分も結婚して成績は上がった」と妻の功績を讃えていました。

そんな鈴木大介プロの婚約や結婚に関するエピソードを見つけました。

将棋雑誌「近代将棋」の1997年12月号には、中井広恵女流五段(当時)が鈴木大介プロ(当時将棋の世界では五段)の婚約について書いています。

私がなんといっても一番驚いたのは、鈴木大介五段の婚約だ。

「あのー…もうすぐ僕からも怪文書届くと思います」と言うのだ。

最初、何のことを言っているのか分からず、色々訪ねたところ、実は婚約しましたと言う。それだけでもびっくりなのに、相手は私のよく知っている人間だと言うので腰を抜かしそうになった。

高橋美和さんは、連盟の将棋教室にも通っていたこともあって、棋士や女流棋士の友達も多い。ミーちゃんと呼ばれていて、明るくて、気立てのいい女性なので、狙っていた人も少なくなかったはず。

その競走の激しい中、勝ち抜いて彼女を射止めたのだから凄い。

しかも、付き合ってからわずか数か月で婚約という光速の寄せまで披露して。

もう鈴木五段は、彼女のことを話したくて話したくて仕方がないという感じだった。

挙式は来春ということで少し先だが、その間に少しでも棋士のことを勉強したいというミーちゃん。

また、将棋雑誌「将棋世界」の1998年7月号には、鈴木大介プロの結婚式で、じゃんけん一気飲み大会を始めた棋士たちが、新郎新婦を巻き込んでどんちゃん騒ぎを起こしたと先崎学八段が書いています。

さらに、朝まで続いた二次会の席では、鈴木プロが「先崎先生の将棋にずっと憧れていたんです。(先崎八段が)羽生、森内、佐藤というところに負けるたびに悲しいんです」と泣いたそうです。

新婦や実の姉の前でも憚ることなく泣く姿を見て、先崎八段は「皆の憧れだった美和さんが、何故年下の鈴木君に惚れたのかが、分かったような気がしたと書いていました。

鈴木大介プロの妻はとても明るく勤勉で、気立てもよく棋士たちの憧れの人だったようです。

そんなの彼女の心を鷲掴みしたのが、純粋な心を持つ鈴木プロだったんですね。

他にも、「将棋世界」2000年6月号に「振り飛車日記」という彼自身が書いたものが掲載され、当時の失敗談が語られていました

妻を「敵」と呼んでいる割に、頭が上がらないのが可愛いです。

4月10日

(郷田八段との竜王戦に惜敗して)

新宿まで反省しながらトボトボと歩いた。最寄り駅の玉川学園前に着くと(午前1時過ぎ)妻が来るまで迎えに来ていた。

結婚してから僕は負けるという人生が嫌になって奇行に出ることを知っているようだ。

敵も迎えに来て愚痴を聞かされるのだから、たまったものではないだろう。

本当に棋士の奥さんだけは、絶対おススメ出来ない選択だと思う。

4月11日

昨日、郷田八段に負かされ、今、原稿を泣きながら書いていると敵が、

今日は何する日?

「今、原稿を書いているのも解らんのか。静かにしろバカ」

「アッソ。信じられないバイバイ」

1階に降りる敵を見て血の気が引く(そうだ今日、結婚記念日だった)

本当にすっかり忘れていた。少し前の日まで、自分もすごく楽しみにしているのをちゃんと気付かれないように装っていたのに

今からどうやって敵のいる1階に降りていけばいいのか、本当の大ピンチ。

敵と会うのが、お…恐ろしすぎる。

楽しみにしていた結婚記念日を忘れてしまった鈴木プロ…この後どうなったのでしょうか(笑)

この後は、決して結婚記念日を忘れることはなかったはず?ですよね!

そういえば、上記の日記から鈴木大介プロが結婚したのは1998年4月11日と予想できるので、2023年4月11日の銀婚式

盛大にお祝いしたのでしょうか?気になります。

鈴木大介プロの経歴などプロフィール

BEAST Japanextの鈴木大介プロ(左)

BEAST Japanextの鈴木大介プロ(左)

鈴木大介プロは小学校6年生の時に第11回小学生将棋名人戦で優勝し、1994年に20歳で将棋界・プロデビューを果たしています。

1996年に早指し新鋭戦で棋戦初優勝を勝ち取り、1998年に結婚

2017年3月には、九段に昇段しています。

また、同年から2023年6月まで日本将棋連盟の常務理事を務めていました。

鈴木プロの父親は、アニメーターの鈴木康彦さんで、NHKの「みんなのうた」「おかあさんといっしょ」のアニメーション制作やテレビアニメ「無敵超人ザンボット3」の作画監督などを務めた人物です。

鈴木大介プロの父が作画監督を務めた「無敵超人ザンボット3」

鈴木大介プロの父が作画監督を務めた「無敵超人ザンボット3」

将棋好きだった父親は、ファンの大内延介九段から名前を取って大内の「大」と延介の「介」を合わせて「大介」と名付けたそうです。

父親は大内九段の道場へ足繁く通っており、その影響で息子の鈴木プロも将棋に興味を持ちました。

鈴木プロが将棋を始めたきっかけは父親で、当然、鈴木プロは大内延介門下となっています。

麻雀について

麻雀は趣味の一つとしていて、奨励会時代に麻鬼会に参加し、サイバーエージェントの藤田晋社長とよく卓を囲んでいました。

2019年9月には、第1回囲碁・将棋チャンネル杯麻雀決定戦で3位を獲得。

また、同年12月に麻雀最強戦で優勝し、麻雀界最高峰のタイトルである「最強位」を獲得しました。

その後、2023年5月に現役将棋棋士としては異例となる日本プロ麻雀連盟に入会

さらには、2023年6月に行われたMリーグドラフト会議において、新規参入の「BEAST Japanext」から指名を受けました。

今後はスケジュールを調整して、二足の草鞋で将棋と麻雀の公式戦やMリーグに出場していくそうです。

プロフィール

鈴木 大介(すずき だいすけ)

鈴木大介プロ

鈴木大介プロ

生年月日:1974年7月11日(現在49歳)

出身地:東京都町田市

棋士としてのプロ入り:1994年(20歳)

所属:日本将棋連盟(関東)

段位:9段

雀士としてプロ入会:2023年

所属団体:日本プロ麻雀連盟

Mリーグ:BEAST Japanext

  • 左利きなので、将棋も麻雀も対局の時は左手で打ちます。

主な獲得タイトル

将棋

  • 第12期:竜王1回
  • 第77期:棋聖1回
  • 第49回:NHK杯1回
  • 第15回:早指し新鋭戦1回

麻雀

  • 第30期:最強位
  • 麻雀最強戦2021 著名人最強決戦 優勝
  • 麻雀最強戦2022 男子プロ王者の帰還 優勝
  • 麻雀最強戦2023 左京レジェンド決戦 優勝

(麻雀最強戦5年連続ファイナル進出)

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下記には、Mリーグ9チームと参戦するMリーガー36人の他、実況・解説・リポーターを担当する人たちや監督の情報をまとめています。

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