【ファン激怒】バクプリ(女性版うたプリ)の2023炎上内容と理由をまとめ!

【ファン激怒】バクプリ(女性版うたプリ) 2023炎上内容と理由をまとめ!-2

2023年4月1日、今年のエイプリルフールは例年通り各企業や芸能人などの公式ツイッターが「ネタツイート」をして盛り上がりを見せていました。

その中で大炎上してトレンド入りしていたのが『うたの☆プリンセスさまっ♪ BACK to the IDOL』(通称『バクプリ』)

エイプリルフールが過ぎてからも未だに炎上が尾を引いている『バクプリ』

一体なぜここまで大炎上したのでしょうか?

ネットニュースなどで一般的に言われている「”プリンセス”という名前がまずかった」「原案者のツイートがまずかった」というだけでしょうか?

今回の記事では

  • バクプリ(女性版うたプリ)の2023炎上内容まとめ!
  • バクプリの炎上理由10個!
  • うたプリの歴代炎上10件まとめ!

といった項目を取り上げていきます。

 

目次

バクプリ(女性版うたプリ)の2023炎上内容まとめ!

バクプリのユニット2組

バクプリのユニット2組

男性キャラクターが登場する人気アイドルコンテンツ『うたの☆プリンスさまっ♪』(通称『うたプリ』)

そこから派生した女性アイドル版が、この『バクプリ』です。

元々の『うたプリ』は、ゲームやアニメが好きな方なら一度はネット上などで見聞きしたことがあるかもしれません。

2011年にテレビアニメ化されると、ニコニコ動画での実況の盛り上がりも手伝い、爆発的人気となりました。

2023年現在でも安定した人気の長期コンテンツですが、女性版『バクプリ』が発表になった途端に大炎上。

炎上の原因を見る前に、まずは炎上内容を詳しくご紹介していきます。

 

エイプリルフールのネタ「女性版うたプリ」に批判殺到

 

『うたプリ』がエイプリルフールネタで盛り上がっているのと並行して、突然『バクプリ』の公式サイトと公式SNSが公開されました。

ただのネタだけなら盛り上がった可能性がありますが毎年エイプリルフールに「ネタツイート」を公開し、後日それが現実になる…というのが、これまでのうたプリでした。

そのため、このバクプリもエイプリルフールのネタではないとファンは察知。

ネット上(主にツイッター上)では「受け入れられない」「無理」「最悪」と女性ファンからの批判が殺到してしまいます。

人気のあるアイドルものとして、アイドル育成ゲームとして有名な『アイドルマスター』(通称『アイマス』)シリーズや、『あんさんぶるスターズ』(通称『あんスタ』)と同列に扱われることも多いうたプリ。

ただ、大きく異なっているのは、うたプリが恋愛要素をふんだんに盛り込んだ作品であるという点。

声優ライブやキャラクターの3Dライブなどが行われているので「アイドルコンテンツ」と思われがちですが、基本はアイドルと1対1で恋愛をする恋愛コンテンツです。

『バクプリ』のアイドルと『うたプリ』のアイドルの共演や恋愛展開を危惧したファンが、激しく拒否感を示しました。

 

原案者の「心が折れた」ツイート

 

4月1日の0時23分、『うたプリ』原案者でプロデューサーの上松範康(あげまつ のりやす)さんが「ハッピーエイプリルフール☆」としながら

と、バクプリについて引用リツイート。

このツイートには大量にリプライ(返信)がつき、その多くが否定的なものでした。

ツイッターが大荒れして関連ワードがいくつもトレンド入りする中、上松さんが「会社ではなく個人の想い」として、エイプリルフールが終わってすぐ4月2日の0時すぎにツイートを連投します。

と述べ、うたプリ関連曲の作詞作曲をしばらく休むと宣言。

公式見解ではなくあくまで個人の想いとしながらも、うたプリ生みの親が、作品からしばらく距離を置くと自身のツイッターで発言したことで一時、株価にも影響が出る騒ぎとなりました。

以上、ここまでが2023年4月1日から深夜まで続いた『バクプリ』エイプリルフール大炎上の流れです。

 

バクプリ(女性版うたプリ)の2023炎上理由10つ!

メイングループ「ST☆RISH」

うたプリのメイングループ「ST☆RISH」

それでは、どうしてここまでの大炎上となったのか、未だに炎上が尾を引いているのはなぜなのか?と詳しく紹介していきます。

大きな要素の1つは『うたの☆プリンスさまっ♪』によく似た『うたの☆プリンセスさまっ♪』という名前を冠していること。

もう1つは、恋愛要素のある男性アイドルコンテンツに、事前の予告なく突如女性アイドルの影を匂わせたこと。

そして、それ以外にも複数の炎上理由があるようです。

主な炎上理由として考えられる、10の原因を紹介していきます。

  1. 「プリンセスさま」の名称使用
  2. 既に存在している「うたの☆プリンセスさまっ♪」
  3. お金を時間をかけたMV
  4. 告知から約7年出ていない「うたプリ」新作ゲーム
  5. 世界観共有の「匂わせ」
  6. 原作者のSNSでの発言と、制作サイドの擁護
  7. 説明になっていない公式説明と、そのURL
  8. 「バクプリ」アイドルの個人SNS開設
  9. 既存キャラとの設定被り
  10. うたプリファンの長年の不満

 

炎上理由①「プリンセスさま」の名称

 

まずは『バクプリ』の正式名称『うたの☆プリンセスさまっ♪ BACK to the IDOL』の前半『うたの☆プリンセスさまっ♪』部分。

おそらく、このコンテンツが『BACK to the IDOL』というタイトル名で発表されていれば、ここまでの大炎上はしなかったはずです。

ツイッター上でも

「プリンセス」部分への批判が大半でした。

「プリンセス」というのはうたプリファンの総称として使われていて、男性キャラクターたち(通称「プリンス」)たちが歌う恋愛ソングの歌詞にも「プリンセス」「princess」という歌詞や呼びかけパートが多数あります。

これまで、ラブソングの歌詞で「my princess」とプリンセス呼びをされてきたファンたち。

公式から生み出されたプリンセスたちに対し、「歌で”プリンセス”と言われても『バクプリ』の女の子たちのことだと思えてしまう」と拒否反応が出たようです。

Katsumi
歌詞って大事だからね〜

わかりやすくジャニーズ事務所のアイドルに例えたツイートも。

拒否反応の結果、「プリンセス」という名前を使われたくないと、公式略称『バクプリ』ではなく『バクドル (Back to the Idolの略)』と呼び出すファンも多数。

「プリンセスの名称さえなければ応援できた」という声もあるだけに、非常にもったいない結果となっています。

 

炎上理由②既に存在している「うたの☆プリンセスさまっ♪」

 

ファンが「プリンセス」を問題視する理由は、他にもあります。

実は『うたの☆プリンセスさまっ♪』企画は12年前に全くの別物として既に存在しているのです。

『うたの☆プリンセスさまっ♪ -マジカルいちこ-』は『うたプリ』本編に登場する男性キャラクターたちが「魔法少女」に扮する内容。

2011年4月1日、今回のようにエイプリルフールネタとして提供され、2011年8月に発売されたPSPソフトの付属ドラマCD化されました。

さらに017年10月にPS Vitaから発売されたゲーム内の隠しストーリーとして『うたの☆プリンセスさまっ♪ まじかるイチコ☆リターンズ』が展開。

長年のファンにとっては、12年前に存在していた人気企画『うたの☆プリンセスさまっ♪』が、突然『バクプリ』に奪われたように感じたのかもしれません。

 

炎上理由③お金と時間をかけたMV

 

次に大きく問題視されているのが『バクプリ』のMV(ミュージックビデオ)

可愛い3人組のアイドルがステージで踊っているもので、3DCGを使ったステージパフォーマンスの映像は今では珍しくありません。

Katsumi
男女問わず、アイドルもののゲームではもうお馴染みだよね!

ところが『うたプリ』では、これも炎上の原因となりました。

バクプリのMV

バクプリのMV

こちらがSNSでのファンの声。

本家『うたプリ』では、発表されている曲数に対し、キャラクターが踊るMVはごく少数です。

CDに特典としてMVが付属したことはありますが『バクプリ』の方がMVのクオリティが高い、と反感を買っています。

その他、キャラクターたちがこのように踊る姿を見られるCGライブは、期間限定開催でチケット代も1万円前後〜2万円と高額。

もう少しお手軽価格で小規模なCGライブは5000円前後ですが、こちらも期間限定開催で会場も小さくチケットが激戦。

これまでに劇場版アニメは2作ありますが、基本的に『うたプリ』のキャラクターたちが歌って踊っている姿を観られるのは非常にレアとされてきました。

無料で誰でもいつでもどこでも観られる3DCGが公開されたことで「羨ましい」「こんなの作れるなら、12年間なんでやってくれなかったの」とファンが荒れる結果となったのです。

 

炎上理由④「うたプリ」新作ゲームが告知から約7年出ていない

 

この記事で何度か触れているように、アニメ関連イベントが盛況な『うたプリ』ですが、元々は携帯型ゲームソフトです。

ところが、2016年6月24日に制作が発表された完全新作ゲーム「うたの☆プリンスさまっ♪Dolce Vita(ドルチェ ヴィータ)」は、未だに発売に至っていません。

発表から3年後、再び情報が出ますがPlayStation®Vita(PSVita)からNintendo Switchにプラットフォーム(ゲーム機、ハード)が変更となりました。

この公式アナウンスを最後に、4年近く開発の情報は途絶えます。

ファンが「ドルチェヴィータどうなった?」と毎年ツイートするのもネタとして定番化。

一方で、過去にPSP(PlayStation Portable)で発売されていたゲームがPSVitaやSwitchなどで何度も移植されています。

PSPを持っていない新規ファンに向けた試みですが、ゲームを3本買った人のみ新曲CDが貰えるキャンペーンを実施。

Katsumi
1本¥6380だから、3本買うと2万円近くになるね

この商法には批判が多く集まりましたが、一般発売されない新曲とあって、既存ファンも高額なソフトを複数買いしました。

焼き直しのゲームばかりが出る中でバクプリが炎上し、2023年4月14日に公式ブログで「日々制作を進めております」との一文がようやくアップされたのです。

一向に新作が出ないままもうすぐ7年。

「バクプリに時間とお金と労力を費やす前に、早くゲームを出せ」と非難轟々。

6月のうたプリ13周年でゲームの発売日が決定するのでは?と、ファンは今度こそ期待をしているようです。

 

炎上理由⑤世界観共有の「匂わせ」

 

『うたプリ』が男性アイドルとの恋愛ものであることから、「女性キャラは御法度」と思われがちです。

ところが、うたプリには女性キャラクターが存在し、グッズも出ているなど常に安定した人気を誇っています。

うたプリで人気のキャラクターたち

うたプリで人気のキャラクターたち

ゲームにおいては、プレーヤーは作曲家志望の女性キャラ(左から2人目)『七海春歌(ななみ・はるか)』を操作し、アイドル候補生である男性キャラクターたちに曲を書き下ろしながら芸能学校「早乙女学園」で学生生活を送ります。

芸能界での成功を目指し、いつしか恋愛関係に発展する(途中の選択肢やミニゲームで失敗すると友人関係のまま終了)…というのがゲームの大筋。

テレビアニメも「曲を書く」「男性キャラに好意を寄せられる」という展開がメインです。

対する『バクプリ』では、芸能学校「St.早乙女女学園」に通う女の子たちが、芸能事務所「早乙女プロダクション」に所属するアイドルとなり、タイムスリップしながら活躍する物語。

『うたプリ』世界での「早乙女」は、アイドルたちが所属する事務所社長の名前を指します。

『バクプリ』世界でも、「早乙女」の名前を使った芸能学校やプロダクションが存在することで「うたプリとバクプリは無関係じゃないんだ」とファンは落胆。

ファンの炎上を受け、「『うたプリ』と『バクプリ』は世界線が違う(ゲーム内などで関わることはない)」との見解が原案者の上松さんから出されました。

しかし、「早乙女」という名前や設定が被っていることに対しての拒否反応は未だ拭えていないようです。

 

炎上理由⑥原作者のSNSでの発言と制作サイドの擁護

 

「心が折れた」と、うたプリの作詞作曲の一時休止宣言をした原案者でプロデューサーの上松さん。

上松さんは2004年に音楽制作ブランドElements Garden(通称エレガ)を結成。

2010年には上松さん自身が代表となって株式会社アリア・エンターテインメントを設立しています。

会社の代表でもあり、ゲーム・アニメ音楽界での超有名人の上松さんですが、炎上&休止宣言後にツイッタープロフィール(bio欄)に「炎上。うぅ」と追記。

さらには代表作として掲載していた『うたの☆プリンスさまっ♪』表記を『うた☆プリ』に短縮、隣に『バクプリ』を並べて記載。

原案者・上松範康氏のツイッター画面

うたプリ原案者・上松範康氏のツイッター画面

「わざわざ炎上アピールするのか」と再度炎上。

その後、同じ会社のクリエイターである冨田明宏さん

と擁護しますが、これに対しても

と、「別に上松さんの心配をしていない」「うたプリよりバクプリを優先してるように見える。ファンが心配しているのは”うたプリ”」「なにもわかっていない」などの批判が殺到して炎上。

Katsumi
もう何を言っても炎上する感じだよね…

これまでの炎上に対し、さらに薪をくべるような状態になってしまいました。

 

炎上理由⑦説明になっていない公式説明とそのURL

 

4月1日の大炎上は土曜日だったため、週明けとなる4月3日の月曜日には株式会社ブロッコリーから自社コンテンツ『うたプリ』に関する何らかの公式説明があると噂されていました。

ところが、実際に企業から公式アナウンスがあったのは騒動から4日後となる4月5日でした。

その内容も、新しい情報やファンが求めていた説明は何も書かれていなかったこと・増収増益についてのリリースを先に出したことなどで、またまた炎上。

さらには、公式が経緯の説明についての声明を出したURLが「backpri(バクプリ)」になっていることを多数のファンが発見して拡散。

「もう制作サイドはうたプリを捨てて、バクプリの方を向いているに違いない」と、大炎上となりました。

 

炎上理由⑧「バクプリ」アイドルの個人SNS

 

うたプリファンがバクプリを「バクドル」と呼んで批判ツイートが続いていた中、バクプリのキャラクターたちに個人の公式SNS(ツイッター)アカウントが作られていることが判明。

うたプリ内に存在する3つのアイドルグループのうち、まだ個人ツイッターのアカウントがないグループもあることから「順番が違う」と大荒れの展開に。

バクプリアイドルたちがこまめにツイートをしている中「うたプリはキャラクターの誕生日や大きなイベントのときにしかキャラクターがツイートをしないのに!」と批判の対象となりました。

うたプリファンにとっては特別な日だけの楽しみであるキャラクターのツイートが、バクプリ側では日常的に提供されていることに不公平感が募った形に。

ツイッタープロフィールの書き方も同じだとの指摘も相次ぎ、こちらも炎上となりました。

 

炎上理由⑨既存キャラとの設定被り

 

さすがにもう炎上はないかと思われていましたが、『バクプリ』がキャラクター紹介のYouTube動画を公開するとまたまた炎上。

うたプリのキャラクター「カミュ」と、バクプリのキャラクター「白鳥風香」の設定が被っているとして、瞬く間にツイッターのトレンド入りをしてしまいました。

似ていると言われている点をまとめると、主に以下の通り。

名前カミュ白鳥風香
誕生日1/2312/3
キャラカラー(メンカラ)水色クリスタルブルー
生まれ永久凍土の異国の地雪の降る寒い日
キーワード「忠誠」「跪く」「捧げる愛」

伯爵、女王の騎士

「忠誠」「跪く」「捧げる愛」

女王

 

特に、誕生日が「123」で被っていること・イメージカラーが水色で同じこと・セリフや歌に含まれているキーワードや本人の肩書、口調などに類似点が複数あります。

うたプリのアニメには未登場エピソードながら、ゲーム内でカミュにとって「クリスタル」は重要なキーワードとして扱われていて、そこも「あんなに大事なキーワードをバクプリに流用するのか」との声が相次ぎました。

また、この2人のキャラがそれぞれ所属しているアイドルグループのロゴも「4つの星」「星の色」「フォント」「剣モチーフ」などが似ていて、テイストが被っているとの批判も噴出。

他にも双子のキャラクターや、「お味噌汁が好き」「読んだ本についてツイートする読書家」などの類似点もあることから「ここまで設定が似てしまうなんて、よほど制作陣の引き出しが少ないのか?」と揶揄する声もありました。

うたプリファンたちは、あえてうたプリのキャラたちを彷彿とさせる女子キャラを作ることで話題性を狙ったのでは?と見ているようです。

 

炎上理由⑩うたプリファンの「長年の不満」

 

数々の要素が絡み合って炎上した今回の『バクプリ』騒動ですが、そもそもうたプリファンの長年の不満が爆発したことが大炎上に繋がったと言われています。

うたプリは2011年7月にテレビアニメ化されたことで一躍大人気となりましたが、急激にファン数が増えたことで数々のトラブルや炎上が起こっていました。

それ以降も、イベントごとなどに様々なトラブルに見舞われたり、運営側に不満を持つファンが増えたりと、うたプリファンの我慢が限界に達していたそうです。

こうした長年にわたるうたプリファンの不満がなければ、バクプリがここまで大炎上することはなかったと言われています。

ここからは、「長年の不満」として挙げられている、うたプリで過去に起こった炎上や騒動の一部を紹介していきます。

 

うたプリの過去炎上10件まとめ!

3グループ計18名のキャラクターたち

うたプリの3グループ計18名のキャラクターたち

ツイッターでは、「うたプリがまた炎上してる」「いつも炎上してる」といったツイートが散見されます。

それほどまでに、炎上がお馴染みとなっている様子。

ファン界隈でよく知られている10件の騒動は以下の通り。

  1. イベント物販の在庫管理の甘さ
  2. 後発「ライバルグループ」の設定被り(2016年)
  3. 声優さんたちの失言・不祥事(2015, 2016, 2017年)
  4. 後発「先輩グループ」の単独ライブ(2017, 2018年)
  5. 先輩グループのライブで新しい試みを連発(2017, 2018年)
  6. うたプリの2.5次元舞台化(2017年)
  7. 観客入場完了前にライブ開始(2017年)
  8. トレーディングドラマCD発売(2019, 2020年)
  9. 当落発表後に同行者入場不可を告知(2021年)
  10. イベント物販で不良品続出&目玉商品即完売(2023年)

以上の、2023年春までの主な炎上や騒動を紹介していきますが、おそらく今後も繰り返されるとファンの間では見られています。

 

過去の炎上①イベント物販の在庫管理の甘さ

 

「うたプリの物販はいつも買えない」というのはファンの間では有名な話。

2012年に開催されたうたプリの物販イベント「早乙女学園購買部 in 新宿マルイワン2012秋」では、ハロウィンの仮装をしたキャラクターの缶バッジのために大行列。

4時間並んでも買えなかった、先頭の方に並んでいないと買えなかった…という人もいて、一時期は300円の缶バッジが数万円にまで高騰する騒ぎとなりました。

それ以降も開催されている同種の物販イベントや、大手アニメグッズショップアニメイトが主催するアニメイトガールズフェスティバルなどでも「始発で行って並んでも買えないから」と多くの人が徹夜するのが恒例に。

その後、うたプリ関連の物販は事前抽選制になり、当選した人のみが買える方式に変わりました。

これで解決とはいかず、「当選したけど買えなかった」「早い整理番号で当たらないと意味がない」と、常に在庫不足が問題となっています。

Katsumi
最近は通販もあるから、絶対買えないということはほとんどなくなったよね

それでも、せっかく抽選に当たって長い時間並んでも結局買えないという事態の改善には至っておらず、物販イベントのたびに毎回毎回ファンの悲鳴や不満の声でツイッターが荒れています。

 

過去の炎上②後発「ライバルグループ」の設定被り(2016年)

ライバルグループ「HE★VENS」

うたプリ・ST☆RISHのライバルグループ「HE★VENS」

うたプリの誕生当初から存在しているキャラクター6人(のちに1名追加で7人)で、アニメ第一期で結成されたグループが『ST☆RISH(スターリッシュ、通称『スタリ』)』

この7人組アイドルのライバル的存在とし登場したのが『HE★VENS(ヘヴンズ)』

HE★VENSは2013年と2015年にアニメに数話登場したのみですが、2016年に本格的にメインキャラクターとして登場。

その際、既存のキャラクターたちと「キャラカラー(メンカラ)が被っている」「得意楽器が同じ」「やたら好戦的」などとして当時は許せないというファンも続出。

大量にアンチを生む結果となってしまい、アニメが放送される度にツイッターが大炎上していました。

2023年現在、過去に設定が被っていることで大炎上したにも関わらず、再びバクプリで「設定被り」が起こったことに驚くファンもいました。

その後、劇場版アニメなどでHE★VENSの人気は一気に高まりましたが、現在でも良く思っていないファンはゼロではなく、根の深さを感じさせます。

 

過去の炎上③声優さんの炎上(2015年、2016年、2021年)

 

熱狂的なファンを抱えているだけあり、キャラクターの声を担当する声優さんたちもうたプリ絡みでしばしば炎上しています。

まずは2015年。

うたプリ出演決定時に「合格した時、意外すぎてウケるー!ってマネージャーと笑っちゃったw」HE★VENS・桐生院ヴァン役の高橋英則さんがツイート。

この「ウケるー」は髙橋さんの別作品での有名キャラクターのセリフだったのですが、言葉尻をとらえられて炎上し、後日謝罪ツイートをする事態になりました。

Katsumi
これまでは髙橋さんのファンだけに向けていたツイッターだったのに、うたプリ声優になったことで一気に大注目されてしまったからね

また、翌2016年には同じくHE★VENS・日向大和役の木村良平さんが、イベントで作品のキャラクターたちと担当声優の名前を覚えていないから…とカンペを読んでいたことで炎上。

その後の謝罪ツイートも茶化しているようだと炎上、苦言を呈した1人のファンがブロックされたことでも炎上。

追加キャラクターが歓迎されていなかっただけに、アンチが大量発生する事態になりました。

記憶に新しい炎上としては、2021年に黒崎蘭丸役の鈴木達央さんの、うたプリファンとの不倫。

この不倫騒動を受けて、うたプリのライブイベントへの出演が見合わせとなりました。

鈴木さんが予定していたソロステージは、鈴木さんの歌唱音源を流した上で別の声優さんたちがダンスをする演出へ変更。

Katsumi
この段階ではたっつんの続投が不明で、ファンもやきもきしていた時期だね

2023年現在、鈴木さんのうたプリ続投は決定していますが、相応しくないと憤っている作品のファンは少なからずいるようです。

過去の炎上④後発グループの単独ライブ(2017年、2018年)

先輩グループ「QUARTET NIGHT」

うたプリ・ST☆RISHの先輩グループ「QUARTET NIGHT」

上で話題に挙げた鈴木達央さんの担当キャラクターも、2013年の続編ゲーム・テレビアニメ2期で初登場した後発キャラです。

後発キャラでありながら、初期メンバーたちの先輩という立ち位置。

全部で4人いる先輩キャラは、QUARTET NIGHT(カルテットナイト、通称『カルナイ』)というユニットを組んでいます。

こちらのユニットも何度か炎上していますが、カルナイの声優たちの単独ライブが2017年に開催されることが発表されると大炎上

先に存在していたST☆RISHを差し置いて、後からやってきたグループが先に単独ライブをやるのかと非難が殺到しました。

Katsumi
4人だとスケジュールも合わせやすいしね…

翌年、2018年にはST☆RISHの単独ファンミーティングが開催されましたが、全編ライブ仕様ではありませんでした。

全編ライブではなかったことに対する不満もくすぶる中、同2018年に再び先輩グループの単独ライブが開催されました。

「ずるい」「運営の贔屓だ」というファンも多数登場し炎上、ファン同士が分断するような言い争いにも発展するほど。

イベントよりも、ライブでたくさん楽曲を聴きたいと思っているファンが多いことが、改めて露呈する結果となりました。

 

過去の炎上⑤先輩グループの単独ライブで新しい試みを連発(2017年、2018年)

 

常にチケットが激戦となるうたプリのライブですが、初めて全国ライブビューイング(ライビュ)が開催されたのも前述した先輩グループ・カルナイの1stライブ(通称カルライ)でした。

また、グッズの事前受注通販が行われたのも先輩グループの2ndライブが初めて。

グッズの事前受注生産とイベントのライビュは、長年ファンが求めてきたものだったため、こちらも不公平だと非難殺到しました。

さらには、会場での制御ペンライト(ペンライトが配られ、会場運営側で色や光り方が一斉操作されるもの)など、新しい試みが始められたことも「カルライばっかり」「運営の贔屓」だと言われる事態に。

Katsumi
いつもの3万人超えの会場に比べて、キャパが1/5以下しかなかったから色々試しやすかったのかな?

初めてづくしの試みが先輩グループのライブで実施されたことで、古参ファンの不満が爆発しました。

今でも先輩グループを良く思わない人もいますが、2023年にST☆RISHの単独ライブ開催が決定。

一部のファン同士に生まれた溝も、少しは埋まるのではと言われています。

 

過去の炎上⑥2.5次元舞台化(2017年)

 

うたプリのキャラクターたちが「劇団」をキーワードに、テーマソングの収録されたドラマCDが2014年に発売されました。

3年後の2017年、そのドラマCDを元にした2.5次元舞台が展開されることが決定。

うたプリのいわゆる「2.5次元化」は、ファンから大反対を受けて大炎上となります。

うたプリは公式がキャラクターたちは実在する存在、という扱いをしています。

そのため、実在する他の俳優さんたちが、実在する(とされている)キャラクターを演じる…という点に矛盾を感じる人が多かったようです。

舞台化はその後も何作品か続いていますが、現在は「2.5次元の俳優ファン」「2次元のキャラクターファン」で棲み分けができているのか、炎上することもなくなりました。

 

過去の炎上⑦観客の半数近くが入場する前にライブ開始(2017年)

 

2017年に開催されたうたプリの声優ライブ第6弾『うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVE LIVE 6th STAGE(プリライ6th)』の公演初日には、観客の入場が間に合わないままライブがスタートする騒ぎも。

2日間にわたっての開催でしたが、転売防止のため、入場に際して厳重な措置が取られました。

その手順は

  1. 購入者氏名の印字された紙チケットと、公的身分証を持って受付窓口へいく
  2. 本人確認を済ませ、紙チケットにハンコを押してもらう
  3. 紙製のリストバンドを腕に巻いてもらう
  4. 別の入場口へ行き、リストバンドを見せて入場する

というもの。

33,000人ほどが収容可能な会場での身分証チェックとなると、待機列は相当な長さに。

ついには駅改札まで人で埋め尽くされ、列の最後尾がわからない人が続出。

それに加え、当日の物販に並ぶ人の列・会場外のお手洗いに並ぶ人・入場待ちの列…など、様々な列が入り乱れ、スタッフ数が不足して阿鼻叫喚となりました。

結局、本人確認が間に合わないまま開演時間となりライブがスタート。

Katsumi
開場2時間前に行っても間に合わないとは思わないよね〜

最終的には2曲披露されたところでライブ中断、会場外の観客が中に入るまで待機となる事態に。

30分ほど押したことでMCもほぼカットされ、演出面での大幅な変更が余儀なくされました。

このことは「プリライ6th リスバン地獄」など呼ばれ、後日ファン有志が運営元に訴訟を起こすと「訴訟アカウント」を立ち上げて大炎上。

後から出された公式の謝罪文も、朝早くから来なかったファンにも原因がある…とも読み取れる文言が書かれており、そちらも炎上。

ファンの間では未だに語り継がれているエピソードとなっています。

 

過去の炎上⑧トレーディングドラマCD発売(2019年、2020年)

 

2019年には、物販イベントでトレーディングドラマCDを発売したことでも炎上。

全11種で、1枚あたり収録時間が約10分前後のCDが¥880(税込)で販売されました。

お目当てのキャラクターのドラマCDが聴きたいと、何枚も買うファンがいる中

  • ドラマCDぐらい選ばせて買わせて欲しい
  • 10分しかなくて¥880は高い
  • たくさん買ったのに欲しいキャラのCDが出なかった
  • せめて11種類コンプリードBOXを出してほしい
  • 11人分をそれなりの値段で1枚に収録してほしかった

との声がSNSに溢れ、「トレーディングドラマCD」がトレンド入り。

トレンド入りしたことで他作品ファンにも知れ渡ることとなり、その商法に驚く人でさらに話題となりました。

2020年にも別のトレーディングドラマCDが発売されましたが、またかと呆れるファンで再びツイッターのトレンド入りを果たしています。

 

過去の炎上⑨当落発表後に同行者入場不可を告知(2021年)

 

2020年に開催予定だった声優ライブ第7弾『うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVE LIVE 7th STAGE』は、コロナ禍で2021年に延期されました。

このライブは、劇場版アニメのDVDまたはBlu-rayに封入されているシリアルナンバーで2名分まで申し込みが可能でした。

チケットを当てるために、10枚以上円盤を買うなどして「積む」ファンも多数。

ところが、チケットの当選発表後に「2枚分当選していても、購入申し込みをした本人のみ入場可」と公式発表が出されました。

自分は落選し、当選した友人に同行させてもらう予定だった人たちは全員参加できないことに。

その後、同行者枠は復活し、2名席で申し込んで当選していた人は2名で参加することが可能となります。

前例のないコロナ禍ということもあり、運営だけが悪いということはありませんが、二転三転したことに対する不満で溢れかえりました。

Katsumi
予定通り2020年に開催できていればよかったよね…

「友情をとるか、チケットをとるか」という選択を迫られた人も多数いたため、後味の悪さが残りました。

 

過去の炎上⑩イベント物販で不良品続出&目玉商品即完売(2023年)

 

たびたび物販で炎上しているうたプリですが、2023年に入ってからも炎上騒ぎがありました。

キャラクターが出演する3Dライブ『SHINING STAR STAGE(通称SSS)』が3月下旬に千葉県幕張メッセで開催。

事前通販で販売されたグッズに不良品が続出しました。

また、事前通販で販売されていなかったアクリルスタンド(アクスタ)がイベント当日に物販エリアで販売されることが決定。

Katsumi
ジャニーズでも人気のアクスタ、大人気商品だよね!

ところが、このアクスタはトレーディング方式で1人30個まで購入可能でしたが、午前中の早い段階で完売。

事前に抽選で当たった人しか入場できない物販エリアでしたが、そもそも抽選に当たっても買えないなら意味がないと炎上。

「アクスタ 在庫」「アクスタ 完売」などがツイッターで軒並みトレンド入りする中、イベント公式アカウントが「トレーディング禁止」をツイート。

これに対し、「そもそも買えてない」「トレーディングしちゃダメならトレーディング方式で売るな」と、ツイッター上でファンの不満が爆発。

商品の不良品が多発したこと、何年経っても目玉商品の在庫が少ないこと、販売方法が矛盾していることなど、マイナス要素が目立つ結果に。

イベント内容はいいのに運営のせいで残念な気持ちが残る、と公演アンケートにネガティブな気持ちをぶつける人が多数現れることとなりました。

そして、このイベントのわずか一週間後がエイプリルフールでした。

運営に対する不満がまだまだくすぶっている状況で、バクプリを発表するのはタイミングとしては最悪だったと言わざるを得ないでしょう。

炎上から1ヶ月以上が経過していますが、未だにツイッターではバクプリ否定派のツイートが毎日のように投稿されています。

 

以上がうたプリがこれまで炎上して、ネット上でも大きな話題となった主な騒動です。

代表的な10件を紹介しましたが、ファンが不満を募らせた騒動はまだまだ他にも。

10年以上続き、ファンが拡大しているコンテンツには色々なトラブルが付きまとうようですね。

 

【ファン激怒】バクプリ(女性版うたプリ)の2023炎上内容と理由をまとめ!

6月で13周年を迎える「うたプリ」

6月で13周年を迎える「うたプリ」

今回は「【ファン激怒】バクプリ(女性版うたプリ)の2023炎上内容と理由をまとめ!」と題しまして、2023年4月1日のエイプリルフールにネット上で大炎上した『バクプリ』を取り上げました。

つい先日も、プリキュア20周年として「男子プリキュア(通称『ぼくプリ』)」が活躍する舞台が発表になったばかり。

こちらも現在、ファンの間では賛否両論で荒れているようです。

長年親しまれてきたコンテンツが、これまでと大きく異なる方向に舵を切ると、どうしても批判が多くなるのでしょう。

新しいファンを取り込むために冒険をするのか、長年のファンが離れないようにこれまで通り守っていくのかを両立するのは難しいようです。

今後も様々なイベントが企画されているうたプリと、まだ始まったばかりのバクプリ

どうなっていくのか、これからも要注目のコンテンツです。

それでは、最後まで読んでくださってありがとうございました!